この作品は私の考える夫婦像です。決して、独身の方を批判している訳ではありません。ただ、私は1人で全ての事ができ、引っ張っていける、一本柱で成り立つと信じていました。しかし、その考えは浅はかで、脆くも崩れ去りました。私は1人で生き抜く事さえできない人間でした。そんな時でも、妻は傍に居て、私の柱を補ってくれました。それでも、歩幅を合わせる事は困難で、なかなか上手くいきませんでした。しかし、調和する事で、少しだけ前に進む事ができ、問題は解決できずとも、問題と向き合う事ができました。これは、私にとって大きな進歩です。この言葉を残して、振り返る事で、夫婦の有り難みを思い返す事ができます。