まだ少し夜が残っていたので、本当に嬉しいというか、楽しいというか、シンナーというか、なんというか。オレンジ色の白黒テレビの端っこで二十一世紀と今まさに衝突するところ。ダリアは飲み方を知らない。くすぐったり切り取られたりするぼやけた摩擦の輪郭で、オルゴールの死体を抱きしめていた。
一般社団法人障がい者アート協会