白い余白に細やかに舞い落ちる雪の粒。その中にたたずむのは、大きな瞳と長い耳を持つ、不思議なうさぎの姿です。線だけで描かれたミニマルなフォルムは、静謐(せいひつ)な雪景色に溶け込みつつも、確かな存在感を放ちます。白と黒のコントラストは、心の奥底に響く詩のように、見る人それぞれの想像をそっと紡ぎ出すことでしょう。雪の静寂と、この小さな旅人が紡ぐ物語に耳を澄ませてみてください。
一般社団法人障がい者アート協会