僕は前世で巨匠と呼ばれるか呼ばれないかの微妙で絶妙なところにいて、じゃあ現世で文句なしに巨匠になるがいい。と言われて配属されたのですが、なんだかそう言われると、なんかそれをそのまま目指すのも、つまんなくて、アホらしくて、しゃらくさくて、才能と実力はまあまああるが、のらりくらり、うろうろしているのです。朝青龍や白鵬のように全うに横綱になり、色々な事を抱えながら邁進していくのもいいが、旭鷲山のように、曲者として幕内内で活躍しつづけるのもいいなと思うのです。鶴竜のように、いつの間にか横綱になっていて、いつの間にか引退していく横綱もいる。こんなにも紆余曲折なさそうにみえる横綱もすごいなと思うのです。感情も表に出さず、淡々とこなし、ふつうに横綱になり、全うし、引退していく。こんな横綱は後にも先にも鶴竜だけなんじゃないかと思うのです。何が言いたいかと言うと、何をやるにしても、惑わされず、流されず、自分らしくいることが何より大事なんじゃないかと思うのです。自分がどういうタイプなのかと見極めていくことも稽古と同等に大事だと思うのです。もちろん、稽古ありき、基本がしっかりあった上での話です。それがないなら、ただのワガママ大将と呼ばれ、わんぱく相撲から出直しじゃい。とお叱りを受けることもしばしばであります。チャンコにありつくのも一苦労です。関取になってしまえばチャンコの心配をすることはまず避けられます。横綱になってしまえば、こういうことも言わなくても済むようになります。それでも言いたいのなら、それはもう性格だと思うので若い序二段を何人か集めて、話を聞いてもらえばいいと思います。
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