自分の家のベランダに咲いていた連なって咲いている朝顔を描きました。朝顔は、蕾は巻き貝のようにねじられていて、開花すると一枚の花びらが円型になります。その花びらは太陽が刺すように照りつけると透けて向こうが見えてしまうのではないかと思うほど薄く、強い風が吹くとひらひらと頼りなく揺れます。また、花の中心はだんだん色が抜けて白くなります。どんな紙にどうやって描いたものかと試行錯誤し、画仙紙に絵の具が染み込むときのにじみやかすれを利用して、朝顔の花を表現しました。
一般社団法人障がい者アート協会