今回、コンペのテーマを受けて、私は「地球から生まれた命の宇宙への飛翔」をイメージして描きました。 地球には46億年という長い長い歴史があり、今も活動し続けています。 火山活動は時に甚大な被害をもたらしますが、同時に途方もないエネルギーを感じます。 そこには、動き、情熱、そしてまだ見ぬ可能性をも感じてしまいます。 宇宙もまた、研究により有限であると言われていますが、無限に近い存在のように思います。 そしてやはり、まだ見ぬ可能性を感じられます。 私達の命を産み、育んできたそれらを、テーマに重ね合わせました。 宇宙、そして地球から生まれた命、人間にも可能性や才能が溢れているのではないかと思います。 人間の才能は、一度潰えたように見えても、時間と情熱と勇気があれば、その人の命ある限り何度でも羽ばたけるものだと私は思っています。 沈んだ太陽がまた登るように。灰から不死鳥が蘇るように。 地球、命、宇宙にはまだ見ぬ可能性が溢れている。 そんな想いを込めて描きました。 自分にアートの才能があるのか、私にはまだ分かりません。 でも、少し勇気を出してエントリーし、時間をかけて、情熱を込めて飛翔させました。 今の自分に描ける「可能性」をぶつけ切ることが出来たと思います。 今後も活動を続ける火種になるような、素晴らしい体験でした。 このコンペに参加出来ることに心から感謝しています。