自由に色彩のハーモニーを奏でました。作品が完成して浮かんだ題が「楽しいけど憂鬱」でした。これは、私が病気だからなのか、普通の人でもあるのか、わかりませんが、私の経験で、「楽しいけど憂鬱」というのが時々あります。けれども、これはネガティブな事ではなく、空虚や苦悩は生きているからこそ体験できることであって、この経験を経て、優しさや日々の当たり前に感謝できて幸せな気持ちを経験できると思います。悩みや葛藤は明日の笑顔の肥やしになるはずです。挫折を経験していない人は、傲慢になり、傲慢な人間に真のプロフェッショナルなど存在しません。私は病気でどん底に落ちました。でも、だからこそ、周りの方の尊さや「ありがとう」の力に気付きました。私の経験は、私の人生に重要な意味を持っています。そして、私が経験した辛さや苦しみを絵にすることで、同じようにしんどい中頑張って生きている人に、共感とエールと、「一人じゃないんだよ」ってメッセージを伝えることができると考えました。だから、この作品は、ネガティブではなく、素直なありのままの私が表現されていて、つまり、この絵は私そのものです。何だかよく分からなくなってきたと言われるかもしれません。私も100%理解してません。でも、それでいいんです。言語化できないから、絵で表現してるんです。絵にゴールや完全な理解などありません。ただ、素直に、ありのままに「感じる」ことが、みんなそれぞれ違って自由に、桜梅桃李で、オンリーワンでいることが、大事だと思いました。長くなって失礼致しました。