この作品は、フェミニズム的な文脈で撮りました。先進国の中でジェンダーギャップ指数が一番低いと言われている日本において、女性はまだまだ囚人なのです。また、あえて男性からの性的な目線を意識して撮りました。「女性は男性から見て性的に魅力がなければ価値がない」という圧力がまだまだあります。その圧力に従う振りをしなければまだまだ女性は生きにくいということを表現した作品です。そして、自分自身の写真を出したのは、「醜い」と容姿差別されてきたわたしからの、ルッキズムへの挑戦でもあるからです。
一般社団法人障がい者アート協会