輪島から珠洲市に向かう国道249号線沿いにある“白米千枚田(しろよねせんまいだ)は世界農業遺産のシンボルです。 世界農業遺産に登録された「能登の里山里海」を代表する景観で、令和4年2月に「つなぐ棚田遺産」として選定され、国の名勝にも指定されています。 急斜面に、幾重にも段になり海へと広がる田んぼ。その数は全部で1004枚。 一つ一つは小さく、耕運機も入らない狭さのため、栽培は昔ながらの手作業で行います。 水面に太陽の光がきらめく田植えの季節、日本海に沈む茜色の夕日が棚田を感動的な色に染めていきます。 夏には風にそよぐ緑の稲が青い空や海と見事なコントラストを生み出し、収穫期には黄金色の稲穂がしなやかに揺れ棚田を美しく彩ります。能登の皆様、石川県の皆様が日常に戻ることを願いながら描きました。
アーティストプロフィール
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