先端に飛びかかる800センチの前頭葉は、燃えない灰も本気でうずくまる「よくできた」「見事だ」など、当たり障りのない透明なナイフのようで冷たい。途中でバッサリ切りつけられる。全部こぼれる。いつだったか、いつも落ち着かない日の朝を思い出した。「魔法は一回までですよ」空を真っ黒に染めてしまう程ポトポト滴り落ちる生乾きの像の額から今日も聞こえてる辻褄が合わない。
一般社団法人障がい者アート協会