作品
 
作品のタイトル

子供(桃色の種子

作品のタイトル(ふりがな)
こども(ももいろのしゅし)
作者
作者(ふりがな)
ワニオ
制作時期
2021年頃
作品種別
アナログ作品
使用画材
【画材】色鉛筆,【画材】パステル,【画材】ミリペン
作品画像サイズ(縦)
1748
作品画像サイズ(横)
1181
作品画像解像度
300
タグ
非現実,過去,現在,未来,緑,黒,子供,2D
作品の商用利用
 

「フォーク・アートや童話的な作品には、不思議な魅力があります。 以前は、社会に対して訴求力をもった作品やサブカルチャーに興味がありました。 アートには、多種多様な形があるといわれますが、見聞きする機会がある作品は、ごく一部だと思っています。 アートの歴史には層があります。多層的であり、地層のように深く、時に根深い。 表層がありながら、下層もある。ラジカルなサブカルチャーは下層に属するものでもあります。 アートの表層だけ見ていると、何か物足りない様な気になってしまいます。 正直な本音と本質は、平然と土の奥深くにあることが多いと思うから。 だからこそ、変わった形の表現を具現化する作家たちに惹かれてしまいます。 フォーク・アートや童画に近しいものを感じるようになったものも、サブカルチャーの影響があったからだと思います。 形式が違うように感じるかもしれませんが、近しい質を感じています。 この文章を書きながら、映画を思い出してました。 フランソワ・トリュフォーの「大人はわかってくれない」やジャン・コクトーの「血と詩人」。トッド・ブラウニングの「フリークス」、フェデリコ・フェリーニ初期三部作。カール・ドライヤー「奇跡」。 若い時分、ヌーヴェル・ヴァーグやフィルム・ノワール系の映画には触発されました。 どこかメランコリーで懐かしい感じがする。 映像は音楽のようであり、台詞はリリックのように華奢に聞こえる。 この時代の欧州の映画は、文化的なアプローチが多かったと思います。 けれども、その内実はどこか稚拙であり、子供らしさを感じさせる内面性があった。 何かフォーク・アートに通ずる感じがあったように思います。 この作品についてですが、小品になります。 瞳の部分が、上から見た多肉植物に見えたので、植物らしい題名にしました。」

アーティストプロフィール

wanio(1990)

北海道
どうぞ、よろしくお願いします。