哲地くん、苦しいか、つらいか、だってそれが障害、精神病だもん、哲地くんは、ウツも有るかも、ぼくは、小学校の頃からおかしいなぁと想っていた。中学の時はチックも出てきた。苦しみも強くなって来た。高校の時には苦しみは、絶頂に。中退。苦しい事は、誰にも言えなかった。まさか精神病だとも想わなかった。旅に出た。長野から島根までさまよった。けいさつに不審者として捕まった。故郷へ無賃乗車で帰った。尾崎豊くんが無くなった。興味本意でCDを買ってみた。心に染みた。尾崎豊くんは、精神病者だ。ゴッホ先生も精神病者だろ。山下清画伯も。救われた気がした。苦しみは、麻痺して19歳の時ぶっ倒れて精神経がブチブチ切れた。病院に入院した時にこれで楽になると想ったけど苦しみは、消えなかった。リハビリにヨーガを始めた。父には借金があったけどぼくの保険金で返せたようだ。苦しみは、麻痺して現実感も無くなってどん底だった。もう50歳に手の届くこの年になって哲地くんに出会ってお母さんの大切さ、お金の大切さを教わった。ぼくは、哲地くんに心が動いた。ぼくは、今、生きている。苦しい時も死ななかった。ヨーガは、今もやっている。薬も嫌がらずに一錠も欠かさずにちゃんと飲んでいる。苦しみは、多少あるけど今は、幸せだ。世の中には貧乏な家族はいっぱいいる。アフリカにもアメリカにも。哲地くんは貧乏が苦しいんじゃなくて、精神病だから苦しいのか?その両方か?