この作品には「限界を超えているのに、自分では気づけない心の状態」をテーマとしました。 魔法瓶のコップの中にいる少女は、無理をしている自覚もなく、静かに沈んでいく存在です。彼女は助けを求めているわけではなく「まだ大丈夫」と思い込んでいる。 だからこそ、この絵を描いていてその沈黙に気づいてくれた「大切な誰か」の存在が何よりも救いなのだと感じました。 二人を結ぶ赤い糸は、恋の象徴ではなく、痛みを知る者同士だからこそ生まれた共鳴と優しさの繋がりです。 制作を通して、私自身がかつて感じた孤独や苦しさとも向き合うことになりましたが、描き終えたときには不思議と温かさや希望が残りました。 この作品が、誰かの沈黙や限界にそっと目を向けるきっかけになれたら嬉しいです。
アーティストプロフィール









