青(蒼)と緑(翠)の気が交わり、流れとして立ち上がる“気脈”をそのまま形にした。 意識で描くのではなく、手が気の動きを追い、その跡が線となった作品である。 神道の“清め”、陰陽道の“流し”、密教の“息灌頂”のように、 停滞を払い、気を巡らせる力を持つフィールドとして描いた。 これは絵ではなく、蒼と翠の気が走った“その瞬間”の痕跡である。
一般社団法人障がい者アート協会