煌めく瞬間に捕らわれて ハガキサイズ アクリル この数ヶ月いろいろな絵を描いていました。主に具象画を描きました。写実的なもの、色彩を意識したもの、デフォルメしたもの、金を多用したもの、日本画を意識したもの、などなど。 そして、様々な作品を描くなかで、やはり私は抽象画が好きなのだと思い知らされました。 ですが、この数ヶ月が無駄だったわけではありません。 技術や理論、もちろん努力の大切さを改めて感じました。 今日お世話になっている方からある話を聞きました。「個性を空手の型に例えると、空手には型がある。空手にとって型は基本中の基本だ。ある選手は試合に勝てる強い選手になれればいいと、型を軽視して努力をし、それを個性だという。しかし、それは違う。個性とは、型を努力して努力して努力して学び、極め、そこから生まれ発見した自分らしさだ。それを型を破るという。」と。 目から鱗でした。 改めて私の個性を発揮するには、努力と基本が大事だと感じました。 さて、作品に話を戻します。 この作品はエドゥアールマネやギュスターヴクールベの絵画理論の基本を大事にし描きました。 それは、つはり造形による基本です。 大小様々な大きさの筆によるタッチ。ぼかし。 ペインティングナイフによるアクション。 線、色彩。 それらが総合にして響き合い絵となります。 それを造形要素と言います。 これらを、私が今まで学んだ技術を凝縮し 描いています。 さらに、そこに、私のオリジナルな感性で 指揮をし、色彩のオーケストラは 音楽を奏でるのです。 煌めく色彩と、瞬間の造形、 それらに捕らわれる私の心を表現しました。 皆様どうぞ画像ではありますが お楽しみください♪ 長文失礼致しました。