2018年の春ごろから、夢で見るように空想的で幻のような世界を旅する小さな少女を描きはじめました。その旅が終わり振り返るとこうして微笑む彼女がいました。あれから目まぐるしい日々が過ぎて、あっという間に5年も経ってしまいました。今、かつて自分には決して手の届かないものだと思っていた光のような何かが手にあって、まるでこうなることを知っていたかのように笑っていた。そんなふうに思えます。もし、この小さな旅人が今もどこかで微笑んでいるのなら、きっと私はまたその兆しを見つけることができて、そうだったねと穏やかに笑い返せる。そんな希望を抱いています。