丘のてっぺんに咲いた小さな桜は丘のどこにも桜のないことがわかります。よく見えれば見えるだけ、ないものがハッキリとないことを知らされます。知らないことが幸せであることもあります。己が孤独であることから目を背けられない場所に咲いてしまったのなら、戦うしかありません。あるとき忘れた頃にやってくる無垢な少女が囁くまで、私はずっと戦います。
一般社団法人障がい者アート協会